那須塩原駅へ
さて、今回の旅行は3家族現地集合であった。今回は鬼怒川の宿に泊まるが、まず那須で遊んでから鬼怒川へ向かうことにしたため、那須塩原の駅で待ち合わせすることになった。
姉家族は埼玉から車で向かい、私たち夫婦は新幹線で東京から向かう。妹家族は、なんと7日間かけて千葉・栃木県を旅行中で、その最後の2日間に私たち2家族が合流する形なのである。妹家族はちょっとセレブな家族で、旦那さんの夏休みを利用して、近場をゆっくりとお金をかけて旅行していたのだ(妹家族も首都圏在住)。なるほど、海外を貧乏旅行でかけぬけるのもいいけど、こういう旅行もいいものかもしれないと、妹家族を見て思った私であった。
事前に姉から新幹線の時刻表を調べてもらい、9時40分東京発の新幹線に乗るように言われていた。そして那須塩原に11時に集合予定とのこと。私たちは姉の言う通り新幹線のチケットを買い、朝余裕をもって家を出て、東京駅に向かった。
姉から事前に細かい指導も入っていた。食い意地が張っている私に、「東京駅で駅弁は買わないように」と言われていたので(那須に着いてからみんなでお昼を一緒に食べるよう指示されていた)、何も買わず新幹線のホームに向かった。
しかし、困ったことに今日に限って那須塩原に向かう東北新幹線が遅れているというアナウンスが流れていた。どうやら、郡山駅付近で線路に人が入った模様で、しばらく新幹線の運行が再開できない様子だったのだ。
いつになったら出発できるかわからなかったので、とりあえず姉と妹にメールを送り、遅れている旨といつ出発できるかわからない旨を伝えておいた。
すると2人から、「ちょうどいい。私たちも遅れている」というメールが次々と来た。あまり待たせては悪いと思っていたので、私たち夫婦は胸をなでおろし(なんてお人よし)、いつ出発できるかわからないまま気長に新幹線のホームで待つことにした。
待つこと約40分、10時20分頃やっと私たちの新幹線が発車できることとなった。新幹線なんて数年ぶり(5年以上ぶり)だった私は、ワクワクしながら乗り込んだ。新幹線の出発のホームが遅れのため直前に変わったりして、ホームの乗客はかなり混乱していたが、幸いなことに指定席を取っておいた私たちは、席を心配することなく安心して乗り込むことができた。
那須塩原までは指定席でも数百円しか変わらなかったので、指定席をとっておいて本当に良かった^^
今までは、もっぱら海外旅行にしか興味がなかった私だが、こうして久しぶりに新幹線に乗って、近場だけど旅行の楽しさを味わい出すと、国内(しかも近場)旅行もなかなか楽しいかも、なんて子どもの頃の家族旅行を思い出しながら考えたりした。
東京から那須塩原までは1時間ちょっとである。あっという間だ。たしかに駅弁を食べるほどの距離ではなかったが、車内販売のお姉さんとかが来ると、ついつい物欲しそうな目で見てしまう私であった(こういうところでつい買い物したくなってしまう私^^;)。車内でちょこちょこ私たちの遅れ具合を姉と妹にメールで報告し、無事に那須塩原で合流できることを祈りながら、40分遅れでやっと那須塩原に到着したのであった。
さて、那須塩原の駅の改札を出て駅前のターミナルに行き、姉や妹たち家族は来ているかとキョロキョロしてみるが、その姿はみえない。どうやらまだ着いていなそうだ。ホッとしながら、姉の携帯電話に電話をしてみた。すると「もう着いた?もうちょっとで着くから涼しいところで待ってて〜」とのこと。駅の待合室みたいなところが涼しかったので、そこで待つことにした。
そして、なんと姉たち家族が那須塩原に現れたのは、それから待つこと40分後であったのである!!しかも妹たち家族はそれでもまだ来ない・・・。どうやら私たちが那須塩原の駅に着いた時点で妹たちは、まだどこかの山のロープウエーに乗っていたとのことであった・・・(あきれてものが言えない)。
いったい、私たちの新幹線が40分も遅れなければ、私たちは真夏の那須塩原の駅で何時間待たされていたのだろうか?!恐るべし姉と妹であった・・・。
姉たち家族と無事合流を喜び(?)、妹からは、「駅から近いところにおいしいラスクで有名なパン屋さんがあるから、そこに先に行ってランチでも食べてくれ」とのメッセージが入った。40分遅れた今でも、まだ遅れる気らしい。こうして姉の家族の車に乗り込み、駅から数分のところにあるパン屋さんに向かった。
那須塩原駅前にあった謎の大なべ
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